犬猫がかかる可能性の高い伝染病に対してのワクチンを何種類か組み合わせたものが混合ワクチンです。
感染予防できる病気はできるだけ予防注射で避けるようにしましょう。
ジステンバーウイルス、パルボウイルス、アデノウイルス、伝染性肝炎、パラインフルエンザ
ジステンパーウイルス、アデノウイルス、伝染性肝炎、パラインフルエンザ、レプトスピラ2種。
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症
当院ではWSAVA、世界動物病院獣医師会が定める犬と猫のワクチンネーションガイドラインに従って接種しています。第一回目は接種接済みであることがほとんどですので、飼い主様のところに来てからは2回目以降を接種することとなります。
ワクチンアレルギーはどのように注意深く摂取したとしても一定の確率で発症をするワクチンに対する特異反応です。接種直後に症状を示すタイプと数時間経ってから発症するタイプがあり、直後に発症するタイプは生命に影響を及ぼすこともあります。そのため、当院では接種後15分程度待合室で待機してから帰宅していただいています。数時間経ってから発症するタイプは顔面、場合によっては全身が腫れたり、嘔吐したり発疹が出たりすることが多く比較的生命の危険を伴う事は少ないです。発症した場合はご連絡いただき適切な処置をすることをお勧めしています。以上の点からワクチン接種は午前中の診察で行うことをお勧めしています。
ワクチン接種がリスクを伴う場合は、抗体価を調べて病気に対する抵抗力を調べることができます。
重篤な病気療養中の子、アレルギー体質の子に関してはワクチン接種のリスクの方がワクチンを打たないリスクよりも大きなこともあります。ジステンパーウィルス、パルボウィルス、アデノウイルスに関しては抗体検査により充分な抗体価を持っているか調べる方法があります。感染防御に充分な抗体価を保有していれば、その時点でのワクチン接種を見送ることも可能です。