体の表面から血を吸う小さな寄生虫です。
ノミは約3mmと小さく、毛の間を逃げ回ります。探してもノミ自体を見つけることは難しいですが、黒い小さな粒『ノミの糞』がみつかればノミがいる可能性があります。
ノミに刺されることにより、痒みや皮膚炎などの精神的なストレスを受け、さらには「ノミアレルギー性皮膚炎」や「瓜実条虫」といった病気を引き起こしたり、他のペットにうつしたりする可能性があります。また、ノミに血を吸われすぎると重度の貧血を引き起こすこともあります。
マダニは5~10mm程度で、成長段階や吸血の有無によって、大きさだけでなく形も変化します。犬猫の目の周りや、耳に寄生していることが多く見受けられます。
マダニに刺されることにより、人間に伝染する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」や「猫ひっかき病」を媒介する危険性があります。
いいえ。感染リスクがあります。
「うちの子は室内で飼っているから」といって、安心してはいけません。近所を散歩させただけで寄生してしまうことも、人間が外から持ち帰ってしまうこともあります。
また、ノミが繁殖するには気温が13℃以上あれば十分なため、寒い冬の時期でも、暖房のきいた室内では繁殖と寄生を繰り返すことができます。
ノミやマダニはお薬で予防することができます。薬は1カ月間効くので毎月1回予防してあげてください。
予防薬はおやつタイプ・錠剤・首筋に滴下するものなどさまざまなタイプがあります。
スポット製剤が合わない子におすすめ。犬が食べやすいように工夫されています。これ一つでフィラリアの予防もできます。
首に滴下して予防します。飲み薬が苦手な子でも問題なく予防できます。
※猫はスポットタイプのみです。