犬猫にとって食事は日々の楽しみであり、健康の為にも大切です。
しかし、食物アレルギーや食欲にムラがある子には、何を食べさせるべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
手作りごはん教室では、犬猫に必要な栄養のお話、手作りごはんのレシピの紹介をさせていただき、食事にお悩みの方の選択肢を増やすお手伝いをさせて頂きます。以下の様な子の飼い主様はぜひご参加ください!
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内容 | 犬猫の栄養のお話、手作りごはんの始め方、レシピ紹介 など |
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場所 | バーニ―動物病院 千林分院 |
費用 | 1回5500円(税込) 全3回コース |
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持ち物 | 筆記用具 |
[ 知らないうちに与えているかも?犬と猫が食べてはいけない食材 ]
・ブドウ・レーズン ぶどうを食べた犬で急性腎障害が報告されています。食べて数時間以内で嘔吐や下痢が起こりその後腎障害に発展する恐れがあります。
・ねぎ類(玉ねぎ・ねぎ・にら・らっきょ・にんにく) 溶血性貧血を起こし食欲不振や血色素尿(オレンジ色尿)、黄疸などが起こります。
・アボカド 胃腸障害を起こし嘔吐下痢を引き起こしたり、中毒性物質によって心臓病になる恐れがあります。
・チョコレート・ココア カカオに含まれるテオブロミンにより中毒を起こし下痢嘔吐や震え、引きつけなどの症状が出ます。
・ナッツ類(特にマカデミアナッツ) ナッツ類は脂肪分が多く消化不良を起こす食材です。特にマカデミアナッツでは中毒性物質による震えや高熱などの中毒症状が報告されています。
・鶏の骨 鶏の骨は加熱するともろくなり縦に割れやすいため、食道や胃腸を傷つける恐れがあります。
・キシリトール キシリトールを犬や猫が食べるとインシュリンが大量に分泌されて急激な低血糖を起こします。嘔吐やけいれん、ふるえなどの症状を起こし重篤な状態になることもあります。
・コーヒー、お茶類 コーヒーに含まれるカフェインにより興奮、震え、心拍数の増加、呼吸速拍などの症状が出る恐れがあります。緑茶や紅茶、ウーロン茶などにも注意が必要です。
これらの食材は犬や猫が食べてはいけない食材です。間違って食べると命にかかわる深刻な事態になりかねないためうっかり食べてしまうことのないように十分に気をつけてください。
[なるべく食べさせないほうが良い食材]
・牛乳 犬や猫は牛乳に含まれる「乳糖」を分解する酵素が人間より少ないため、下痢や消化不良を起こす恐れがあります。ごく少量であれば飲める場合があります。
・甲殻類 エビやカニなどの甲殻類に含まれる「チアミナーゼ」という酵素の働きによりビタミンB1欠乏症になる恐れがあります。加熱したものを少量であれば問題ありません。
・生卵(白身) 生卵の白身に含まれる「アビジン」という成分がビタミンBの一つである「ビオチン」の吸収を阻害してしまいますが、加熱するとこの働きはなくなります。加熱して与えるか黄身だけにすれば食べさせることは出来ます。
・ほうれん草 シュウ酸を多く含むため食べさせる場合は茹でこぼしたものを与えるようにします。シュウ酸カルシウム結石を持つ犬や猫に与えることは避けましょう。
・加工食品 塩分が多く保存料や添加物も含まれているため犬や猫に食べさせることはお勧めしません。
・菓子パンやスナック菓子 脂肪分や糖分、塩分が多く含まれており肥満の原因となったり、消化不良を起こしたりします。
これらの食材は食べさせる際には注意が必要な食材です。与えるメリットとデメリットを慎重に判断して与えましょう。
[食べてはいけないものを食べてしまったとき]
自己流で吐かせることは危険ですので絶対にやめてください。適切な処置を受けるためにまずはかかりつけの動物病院へ連絡しましょう。
その際「何」を「何時ごろ」に「どの程度の量」食べてしまったのか、「現在の体調はどうか」などの情報を尋ねられます。慌てず答えられるようにメモしておくと役立ちます。